個人情報保護士試験は狙い目資格

 以上のように社会的ニーズが高く、企業としても他資格や認定制度と比較して安価に個人情報保護人材の育成という形で個人情報保護対策を取ることができること、また試験自体が対策可能な試験であり、勉強しても一部の頭のいい人しか合格しないような試験ではないこと(勉強が報われる試験)などから、個人情報保護士試験は狙い目であると結論付けることが出来ます。それに「○○検定」では、合格した場合に「検定○○級」の合格が認められるのであって、履歴書に書くのはいいですが、名刺に印刷するとこれ見よがしな感じがします。ところが「個人情報保護士」は「士」ですから、名刺に個人情報保護士と書いても違和感は全くありません。客先での名刺交換でも、個人情報保護に関する問題が取りざたされる昨今、相手の興味を引くこと間違いなしです。システムベンダーにお勤めの方などは、営業力強化にもつながるのではないでしょうか?

 このねらい目資格に絶対に合格したい。そのような方のために具体的な勉強方、そして試験で穴になりやすい知識についても、簡単に以下で説明していくつもりです。詳細は、過去問題集やテキストで学習するとしても、大まかなところの知識が本稿を読まれただけで身につくようにしたいと思います。

個人情報保護士勉強法(1500字×5記事ほど)

└個人情報保護士試験範囲の情報収集法

 個人情報保護士試験の準備をしようとする際、ほとんどの方は個人情報保護法の条文などお読みになったことがないかと思います。そのような方のためには、財団法人全日本情報学習振興協会のホームページから、

 1.個人情報保護に関する法律

 2.個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン

  (平成161022日厚生労働省経済産業省告示第4号)

 がダウンロードできるようになっていますから、一度条文をお読みになることをお勧めします。暗記する必要は全くありません。後に詳しくご説明するとおり、体系的に個人情報保護法の概略を掴んで、その体系から各条文が当然の内容だなと感じるようになった時点で、勉強完了です。何度も言いますが個人情報保護士試験はマークシートですから、間違っている選択肢と正しい選択肢が区別できれば合格するのです。但しせっかく「個人情報保護士」として世の中の役に立つのですから、ただ合格するだけではなく、具体的な適用事例は過去問をつぶしこみながら理解はしておきたいですね。単なる試験オタクになったのでは、会社も自分の努力も報われません。

 次に個人情報保護士試験は、その名称にも関わらず情報セキュリティに関する出題も結構なされます。個人情報保護士試験を何の対策もなく受験する方にとって穴になるのは情報セキュリティ関係の問題であり、既にIT系の仕事をしていて情報処理推進機構が実施する国家資格の「情報セキュリティアドミニストレータ」や「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)」「システム監査技術者」等に合格するのに十分な情報セキュリティに冠する知識がある方ならば、個人情報保護法の勉強だけで合格可能かと思いますが、そうでない方は、情報系の知識も集める必要があります。無料で情報を得たいのであれば、「情報セキュリティ」というキーワードで検索すれば、「暗号化」「パスワード管理」「ISMS」「サーバの要塞化」「情報セキュリティの3要素」等の情報を簡単にまとめた初心者向けのページが沢山発見出来ます。業務に関連の深い方は、会社業務の一環として検索して勉強してみても良いでしょう。また他の資格も同時に取得して、自分は情報セキュリティの専門家になりたいという方は、先に述べた「情報セキュリティアドミニストレータ」や「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)」「システム監査技術者」等のテキストも購入して、同時取得を目指すのも良いかも知れません。またシステム監査技術者の資格を持っている方は、論文審査はありますがシステム監査に関するほかの資格の認定もされることがある(難関資格なのでシステム監査技術者試験合格者は一部試験免除のようなことをしている試験もいくつかある)ということも知っておいて良いでしょう。システム系の資格を狙う方はとかく法律系やISO系に弱いですし、法律系の資格を狙う方はとかく技術系が弱いものです。その二つをもって本当のプロを目指すのも面白いでしょう。ちなみに「情報セキュリティアドミニストレータ」は情報システムのユーザー側企業の立場で「情報セキュリティ」の確立を推進する者のための資格で、「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)」は情報システムに関するベンダー側企業の立場で「情報セキュリティ」の確立を推進する者のための資格、「システム監査技術者」は現場とははなれた第三者的な客観的な観点から「システム」の導入、運用などが適切に行われているのかをチェックするお目付け役です。「システム監査技術者」試験は、システム系の方が良く受験される資格ですが、「プロジェクトマネージャ」資格と同じく、文系的要素が高い試験であり、以外と文系の方の方が合格しやすいのではないでしょうか?但し試験難易度に関しては、合格率自体は10%前後という難関資格であり、且つ記述問題・論文問題もあるところが多少曲者です。

 しかし、そこまで本格的に情報収集する時間がない方がほとんどでしょう。そのような方には市販の「個人情報保護士」対策テキスト、問題集を購入して勉強することをお勧めします。全ての情報が詰まっているわけではありませんが、合格に必要にして十分な最低限度の知識を最短の時間で入手したい方にはうってつけです。ですが、それも面倒な方のために、次に全体構造をここで説明してしまいましょう。あくまで全体構造であり、過去問題集などで詳細を勉強するべきですが、下記のポイントはどれも落としてはいけないものです。ひとつひとつの論点、それぞれの原理・原則の意味内容などはしっかり理解しておく必要があります。


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