勉強のためのスケジュール2-2(関連資格も同時に取得、キャリアアップ型勉強計画)

 以上のように長期スケジュールとは言え、だらだら勉強するのでは返って効果が上がらないことがあるという理由で、期間を3ヶ月に絞ってみました。しかし「個人情報保護法」の理解、「システム」の理解と言っても、それぞれの1ヶ月の間がだらだらしてしまっては、何の意味もありません。結局最後の過去問演習をやっただけという1ヶ月の勉強になってしまいます。仮にそうなってしまった方は、先に説明した短期スケジュールに作戦変更した合格を目指してください。そうなりたくない人には、良い方法があります。それは関連資格の取得という方法です。

 プロジェクトマネジメントの技法のひとつに、ひとつ一つの仕事のフェーズで何をしてその仕事が完成したとみなすかのマイルストーンを置くという方法があります。こうすることで仕事の進捗を明確に計測することが出来るのですが、知識の完成度合いに関しては試験が一番です。

 例えばこの「個人情報保護士試験」の実施母体である財団法人情報学習振興協会が実施する資格試験として、「個人情報保護士試験」とは別に「個人情報保護法検定」と「情報セキュリティ検定」があります。「個人情報保護士試験」では、個人情報保護法に関する知識のほかに、ISOや情報技術に関する知識も問われますが、「個人情報保護法検定」は個人情報保護法に関する知識に特化しており、「情報セキュリティ検定」では情報セキュリティに関する知識に特化しています。その意味でそれぞれの分野がより深いところまで理解を問われるのですが、勉強が進んでいるかどうかを自分で確かめるために、個人情報保護士試験の勉強の過程で、こういった試験を組み込んでみるのも良い方法です。勉強が進むだけではなく、個人情報保護士試験合格の暁には、同時に3つの資格の保持者になるわけですから。更に「個人情報保護法検定」合格者には「個人情報保護士試験」の一部免除の特権すら与えられます。是非この方法を試すと良いのではないかと思います。

 またシステム系の知識に自身のある方は、情報処理推進機構が実施する国家資格「情報セキュリティアドミニストレータ」や、「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)」を勉強のスケジュールのマイルストーンに組み込んでもいいでしょう。セキュリティ関係の試験では、個人情報保護法などについても問われることが多く、個人情報保護法の勉強をしているということは、他の受験生よりも一歩先を進んでいるのですから、システム系の方は、是非とも受験してみてください。ちなみこの二つの試験は、情報処理試験改革により一つの資格試験に将来統合が予定されています。

 以上のようにマイルストーンとして、個人情報保護士試験の勉強をしながら他の資格も取得するという方法により資格のマルチホルダーになりながら、タイトな勉強をするという方法を紹介しました。しかしここで気をつけて下さい。資格マニアになるのが目的ではないということ。

 ただ資格を集めるということを目的として勉強したのでは、周りの人、特に会社の理解は得られません。もしかすると「仕事もろくにしないで、つまらない資格にうつつを抜かしている」等を思われると返ってマイナスです。また転職準備を考えている人も、仕事と無関係に資格ばかり集めている人と思われるのはマイナスです。自分の仕事のクオリティをあげるために勉強をし、勉強の証として資格を得るという目的意識を持って勉強し、実際に覚えた知識を自分の仕事の中で使って、上司・同僚から「あいつは個人情報保護法にやたら詳しい。個人情報に関してはあいつに聞け」といわれる人材となることで、資格を得ながら会社の評価を得ることが大切です。何を目的として資格を得たいのか。勉強を開始する前にしっかり考えるべきなのです。

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